着物を汚さないようにするためには?

着物を着た後の注意点!着物を脱ぐ時こそ汚す可能性が!?

着物を着た時の外出時はシミを付けたり汚したりしないように注意されていると思います。

しかし、実はお家に帰って着物を脱ぐまでの過程でシミや汚れを付けてしまうことが結構あります。

今回はそのようなことがないように、帰宅後に着物を脱ぐ時の注意点などについて解説します。

着物を脱ぐ前にまずは手洗いをする

外出先から帰ったら、着物を脱ぐ前にまず【手を洗う】ことをオススメします。

手は気付かぬうちに意外と汚れていたりするものです。

外出先では神経を研ぎすましてシミを付けないように頑張ったのに、帰宅して着物を脱ぐときに汚してしまってはガッカリですよね。

なんとかしみ抜きしないで済ませようとしたのに、余計なお手入れ代がかかることになってしまっては残念無念ということになります。

着物を着たままで手洗いをする時は注意して!

ただし!手を洗うときに水しぶきや石けんが着物にかからないようにすることが肝心です。

袖口や袖の下・袖の振りはもちろん、前身にも水しぶきがかかりやすいと思います。

水しぶきだけでシミになる着物もありますので、手を洗うときは外出先でも同様に十分ご注意下さいね。

水気のしみを付けてしまうと、丸洗いでは取れないのでしみ抜きでの対処となります。

もし大量に濡らしてしまった場合は着物をほといて洗う洗い張りでの対処になります。

洗い張りするとなると仕立て代もかかりますので、大変ですよね。

気をつけて手を洗ってくださいね。

着物を脱ぐ時は必ず敷紙の上で脱ぐ

外出先から帰って着物を脱ぐ時の注意点と同様にもう一点注意していただきたいことがあります。

それは着物を脱ぐ時は和紙の【敷紙】の上で脱ぐということです。

着物に余計なシミや汚れが付きにくい

敷紙とは衣装敷紙とも言いますが、着物をたたんだりする時に広げて使う丈夫な白い着物専用の和紙のことです。

敷紙がなければ、キレイであれば風呂敷やゴザでもシーツでも構いませんので、直に畳みの上やじゅうたん・床などの上で脱がないことです。

それはなぜかと言うと、パッと見で床が汚れていないように見えても、何かシミや汚れになるようなモノがあるかもしれません。

しみ抜きしないで済むに越したことはないでしょうから、用心には用心を重ねておきましょう。

「着物を着た後の注意点!着物を脱ぐ時こそ汚す可能性が!?」のまとめ

・外出先から帰ったら、着物を脱ぐ前に必ず手を洗うこと。

・手を洗う際には水しぶきや石鹸などが着物に飛んで付かないように注意すること。

・手洗い後、着物を脱ぐ時は敷紙の上で着物を脱ぐこと。

・着物をたたむ時も敷紙の上でたたむこと。

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